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ビールを飲むと痛風なる? 痛風はどうしてなるの?

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痛風とは?

足の指に激痛が走る病気
ちまたでは、贅沢病とも言われていたことがある病気です。
痛風は、尿酸値が高くなると発症しますが、
プリン体の取り過ぎが尿酸値を上げる原因の一つと言われていて、
そのプリン体は、贅沢な食べ物に多く含まれていると言われて
いたためにそのように言われていました。
 
アルコールにも含まれていて
特にビールには多く含まれていると言われています。
酒飲みは、ビールはだめだけど焼酎なら大丈夫と言いますが、
本当にそうでしょうか?
 
ちょっと調べてみましょう。
 
 

ビールのプリン体の量は多いのか?

 
ビールには尿酸値を上げるプリン体が
多く含まれていると言われていますが、
実際にはどのくらいの量が含まれているのでしょうか?
 
<ビール>
一般的なビールには、100ml中5mg程度です。
350ml缶 1本だと17~18mg程度
含まれています。
 
この量が多いのかどうかこれだけではわかりづらいので、
他のお酒も調べてみましょう。
 
<発泡酒>
発泡酒は100mlあたり3mgぐらいの物が多いようです。
メーカーや銘柄によって差があるようです。
350ml缶 1本だと10~12mgぐらいです。
ビールより少なめですね。
 
<地ビール>
地ビールは、メーカーや銘柄によって大きく差がありますが、
大体において非常に多いようです。
100mlあたり10mg以上の物が多い。
地ビールは缶入り野茂のはあまりありませんが、
比較上350mlでは、 35mg以上になります。
 
<日本酒>
日本酒は100mlあたり1mg程度です。
あえて350mlで比較すると3.5mgです。
 
<ワイン>
ワインは、100mlあたり1mg程度です。
こちらもあえて350mlに換算すると3.4mgです。
 
<ウイスキー、ブランデー、焼酎>
蒸留酒には、プリン体はほとんど含まれていません。
 
ビールはお酒の中では、ダントツにプリン体を
含んでいます。
 

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プリン体が多いたべものは?

 
ビールは、お酒の中ではプリン体が多いとわかりましたが、
それ以外の食べ物と比べてはどうでしょうか?
 
人間が食べる食べ物のほとんどに、プリン体は含まれています。
そもそもプリン体とは何でしょうか?
 
プリン体は、細胞の一種です。
なので、動植物はプリン体を持っています。
と言うことで、私たちが食べているものの多くには
プリン体が含まれています。
プリン体の多い食品の例として
 
<鶏レバー>
100g中に含まれるプリン体は312.2mgです。
 
<煮干し>
100g中に含まれるプリン体は746.1mgです。
 
これ以外にもこうプリン体食品では、
100g中に200mgを超えるプリン体を
含んでいる物が多くあります
 
と言うことは、
お酒の中では、ビールがプリン体を多く含んでいますが、
他の食品に比べれば、そう高くはありません。
 
 

なぜビールのプリン体を怖がるのか?

 
まず、お酒の場合は、1本で終わるわけではなく、
何倍も飲んでしまうことがあり、
全体では、多くのプリン体を摂取してしまいます。
 
また、お酒につきもののおつまみ
こうプリン体の食品の多くが、旨みが濃く
ビールとの相性が抜群です。
ビールが増えれば、おつまみも増え
相乗効果で、たくさんおプリン体を採ってしまいます。
 
 

通風が心配なら

 
尿酸値や通風が心配なら
やはりビールは控えめにした方が良いようです。
 
蒸留酒のウイスキーや焼酎を中心に
飲めば、プリン体はほとんど入っていません。
最近はやりのハイボールをビールの代わりに
するのも、良いのではないでしょうか。
 
おつまみも、野菜や海藻、乳製品や豆腐などにすれば
おつまみからのプリン体も減らせます。
 
 

アルコールをたくさん飲むと

 
通風はプリン体そのものが悪いのではなく
プリン体を多く摂取すると尿酸値が上がるので、
プリン体を採りすぎないようにとのことでした。
 
お酒を飲むと、アルコールを分解する過程で、
尿酸が生成されます。
また、アルコールには利尿作用もあるため
飲めば飲むほど脱水状態になります。
体内の水分が不足し、尿から排出される
尿酸も減ってしまい、結果的に尿酸値が上がって
しまいます。
 
痛風が心配な方は、(それ以外の方も)飲み過ぎには
注意しましょう。

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