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台風って何だろう? 語源と注意点は?

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台風とは?

 
台風(typhoon)は、北西太平洋にある熱帯低気圧で、
最大風速17.2m/s以上のもののことです。
 
強風域や暴風域を伴い強い雨をもたらすことが多く
災害を引き起こすことが多いです。
上空から見ると反時計回りの渦を巻いているように見えます。
 

台風の語源

 
日本で「台風(たいふう)」という呼び方が定まったのは、1956年以降です。
それ以前では、古くは野の風を吹いて分けることから「野分」と言われたり、
江戸時代では中国に倣って「颶風」(ぐふう)お言われたりしました。
明治に入り、オランダ語から翻訳された「タイフーン」や大風などと
言われていました。
その後1956年から「台風」と書かれるようになりました。
その由来については諸説あります。
・ギリシア神話の最大最強の怪物デュポン(typhon)から
・アラビア語の嵐(tufan)から
・中国の激しい風のターイフォンから
・琉球で作られた造語から
アラビア語説かギリシャ語説が有力なようです。
 
 

台風の一生

 
台風は熱帯地方の海で生まれます。
熱帯地方の海は海水音が高く、強い日差しで大量の水蒸気が発生します。
暖められた水蒸気は周りの空気より軽いため上昇します。
この上昇気流が冷やされると、水や氷に変わり雲ができます
この時に熱を放出し周囲の空気を温めて上昇気流は勢いを増します。
暖められた空気は周りの空気より軽く、気圧は低くなります。
空気は気圧の高いほうから低いほうへ流れますので、
周りの海面上から水蒸気を含む空気が流れ込んできます。
流れ込む空気は地球の自転の影響により半時計周りに渦になります。
渦がどんどん大きくなり、熱帯低気圧になります。
さらに大きくなると台風になります。
 
台風のエネルギー源は暖かい海から供給される水蒸気です。
なので、台風は北上して海水温が低いところや陸上では
勢いが弱まり、熱帯低気圧や温帯低気圧になり消滅します。
 

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台風の目って何?

 
「台風の目」とはよく聞くとおもいますが、それはなんでしょうか?
台風の雲の渦巻きの中心に目のように穴の開いたところがあります。
台風の目の周りでは強い風が吹き強い雨が降っているのに
台風の目の中では、雨や風がほとんどなく青空さえ見えていることも
あります。
 
台風が直撃したときに強い雨と風がいったん収まり
もう通過したのかなと思っているとまたしばらくして
強い雨と風が襲ってくることがあります。
これは台風の目に入ったからです。
 
台風は北半球では反時計回りの渦をまいているので
進行方向の右側では、台風の動く速度と風の流れがプラスされ
より大きな風となり、被害も大きくなる傾向があります。
逆に左側では、台風の動く速さと風の動きが逆になり相殺され
が是の速さが小さくなる傾向があります。
 
ただ、台風の被害は風だけではなく、雨によるものも
多いので、必ずしも台風の左側が被害が大きは限りませんので
左側でも右側でも注意しましょう
 
 
どうして日本には台風がよく来るの?
 。
日本医は7月から10月ごろにかけて多くの台風がやってきます。
台風は、本当は1年中発生しています。
熱帯の海では1年中強い日差しが降り注いでいて
いつでも台風が発生しています。
 
季節によって風の流れが変わり
7月から10月ごろは発生した台風が、
日本に来るようになります。
 
 

台風と高潮

 
台風が来ると沿岸部で気をつけないといけないのが高潮です。
高潮は台風によって海面がいつもより高くなる現象です。
台風が沿岸から180kmぐらいまで近づくと
風にあおられて波が高くなるのと、台風が低気圧なので、
海面が吸い上げられて盛り上がるので高潮になります。

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