季節の話題

節分って何?

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節分の意味と由来

 
節分は、季節の変わり目に行う悪霊払いの行事です。
季節の変わり目には、邪気が生じるといわれていて、
その邪気を払うための行事です。
節分は、平安時代ごろから始まり
室町時代に、炒った豆で鬼を払う行事になりました。
 
 

節分はいつ?

 
節分は立春の前日になります。
現在は2月3日になりますが、これはずうっと2月3日な
わけではありません。
立春は、太陽黄経が315度なる日です。
天体の運行に基づいているので、日付は年によって
異なります。
また未来の日付けは、軌道計算に基づいての予測になります。
 
実際の節分の日
 1873年~ 1900年  2月3日
 1901年~ 1954年  2月4日
 1955年~ 2057年  2月3日
 2055年~ 2100年  2月2日
(未来の都市は予想になります)
 
 

豆まき

 
邪気を追い払うために豆まきを行います。
これは、宇多店王の時代に鞍馬山の鬼が
都を荒らしたので、その鬼を退治するために
炒り豆で、鬼の目をつぶし、災厄を逃れたのが
始まりです。
豆を使ったのは、豆は穀物で、
「穀物には生命力と魔よけの呪力が備わっている」
と言われているのと
豆 = 魔目で鬼の目にぶつける
豆 = 魔滅で鬼を滅する
邪気を払う = 一年の無病息災を願う 
という意味があります。
 
豆をまき、まかれた豆を自分の年齢の数だけ食べると
風を引かないという言い伝えがあります。
 

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豆まきの仕方

 
一般的には、豆をまく際に
「鬼は外、福は内」と声をかける。
玄関をドアーを開け外に向けて豆をまき、
窓を開けて、豆をまく。
鬼を外に追い出し、福を中に向かいい入れる。
 
地方や神社によっては、この「鬼は外」が
違ってくるところがあります。
 
鬼を祭神や使いにしている神社や、
鬼のつく名前の家や地域などでは
「福は内 鬼も内」になるようです。
 
使用する豆は、お祓いを行った炒った大豆が使われていました。
これは、まいた豆から目が出ては不都合だったためのようです。
北海道や、東北などでは、落花生をまくところもあります。
これは、落花生は大豆より拾いやすく殻ごとまくので、
拾った後もきれいに食べられるという合理性からできたようです。
 
 

最近の豆まき

 
最近では、スーパーなどで、
豆まき用の豆がパックになって鬼のお面付などで、
売られています。
 
そのお面をお父さんがつけて、鬼になり
子供たちに豆をぶつけられて、
盛り上げていることが多いと思いますが、
元の風習からすると、これは間違いになります。
 
本来は、家長(おとうさん)が、豆をまき
鬼を追い払うものなので、そのお父さんが鬼では、
本末転倒になってしまいます。
 
まあ、鬼の役はいなくてもいいので、
お父さんと一緒に外に向かって
豆をまけばいいのではと思います。

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