季節の話題

梅雨入りと梅雨明け

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梅雨ってなに?

東南アジアで6月から7月にかけて降る季節的な長雨のことです。
日本では、北海道を除く全国でみられます。
日本列島に横たわる梅雨前線を小低気圧が次々と東進して
雨を降らせます。
梅雨の中休みに晴れることを五月晴れといいます。
梅雨明けには、雷を伴う豪雨になることもあります。
 
梅の実が熟すころに降る雨なので梅雨と書きつゆとも読みます。
 
旧暦では、5月ごろに当たるので、五月雨(さみだれ)とも言います。
 
年によって、梅雨に入る時期、明ける時期、
長さや降水量にばらつきがあります。
全然雨が降らずに、気象庁が梅雨入りを
宣言できないまま8月を迎えて
あとからこのあたりが梅雨入りだったのではと
いわれるような年もあります。

  

平均降水量

降水量は、年間降水量の約1/3になる。
平均では
那覇・・・520mm
福岡・・・507mm
東京・・・260mm
仙台・・・265mm
 
梅雨入り、梅雨明けについて
 
日本列島は東西に長いので、梅雨入りと梅雨明けは、
地域ごとに大きなさがあります。
 
平均的な梅雨入りは
沖縄が5月8日
東北が6月12日です。
 
平均的な梅雨明けは
沖縄が6月23日
東北が7月27日です。
 
これは、気象庁が公開している過去のデータで
梅雨入りと梅雨明けとした日の平均値です。
 
実際の梅雨入りと梅雨明け日はこの日といった
確定日ではありません。
比較的天気が良い日が続いた後、
比較的雨が多い時期に突入するまで
移行期間が5日ほどあり、
その真ん中の日を梅雨入りとしているようです。
 
梅雨入りも梅雨明けも各気象台の観測結果と
中期予報を組み合わせて決めています。
 
ということで、梅雨入り宣言をした後に
良い天気が続き、後から訂正されることもあります。
最終的には9月に結果を再検討して確定日とします。
 
近年、関東地方では梅雨入りが早く、
梅雨明けが遅くなっているようです。
関東地方の梅雨は、大きな洪水になるような降り方にはならず
比較的安定的です。
ただ、朝雨だとその日1日雨のことが多く、
降ったりやんだりということはあまりないようです。
 
南の太平洋高気圧が勢力を拡大して
梅雨前線を北に押し上げていくと梅雨明けになり、
夏本番になります。
 
今年の梅雨入りと梅雨明け予想
関東地方だけですが
梅雨入りは6月10日頃
梅雨明けは7月20日頃
と予想されています。
  

梅雨を楽しむ

日本では、梅雨も一つの季節の風物詩ととらえて、
いろいろな言葉が生まれ楽しんでいます。
つゆ、梅雨、五月晴れ、五月雨、走り梅雨、戻り梅雨、梅雨寒など
 
梅雨といえば、紫陽花ですね。
雨に濡れた紫陽花はとてもきれいです。
関東地方では、
鎌倉や箱根などが有名です。

新しい雨具を使ってみるのも楽しいと思います。

雨を嫌がらずに、いろいろと楽しみましょう。
この時期にしっかりと雨が降り、ダムに水をためておかないと
夏場に水不足になってしまいます。

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