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カメラ関係の用語

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カメラの取説?

今日電車の中で、隣に座っていたおばあさんが
何やら説明書を開いていました。
何とはなしに見てみるとそこには、「露出」という文字が見えました。
小さに字を指で一文字づつ追いながら読んでいたのは、
デジタルカメラの取扱説明書でした。
どうもデジタルカメラを買って、使い方を覚えるために
電車の中で説明書を読んでいたようです。
イラストを見るとパナソニックのコンデジのようでした。
コンデジと言っても一眼レフのような形の大きめの物です。
このおばあさんがこんなカメラを使うのかと感心しました。
 
でもよく見ていると、どうも取扱説明書に書いてある用語が
よく分からないようで、何回も前のページや索引などを見ていて
なかなか前に進んでいませんでした。
 
確かにああいう取扱説明素は、用語が分かっている前提
書かれていることが多いので、用語が分からないと何を言っているのか
さっぱりわからないなんてことになります。
そこで簡単に用語とデジカメの仕組みの説明をしてみようと思います。

  

デジカメの仕組み

デジカメは、レンズから入ってきた光を電気信号に変える
映像素子に集めて、
その信号をデジタルでメモリーに記録することで
写真を撮ります。
 
写真はある一瞬を切り取って記録するので、
その一瞬の時間がシャッタースピードになります。
良く使うシャッタースピードは、手ぶれしづらい1/60秒~1/250秒ぐらいです。
 
人間の目も同じですが、明るいものから暗いものまで
撮影しようとすると、レンズに入ってくる光の量を
調節しなければなりません。
人間の目では、瞳の大きさを調節していますが、
カメラのレンズでも同じようにします。
これを絞りと言います。
 
昔のレンズには絞りを調節するリングが付いていましたが、
最近のカメラでは、コントロールはカメラ本体で行います。
 
実際には、明るさに応じて、映像素子の感度と
シャッタースピードと絞りの組み合わせで、光の量を調節します。
 
ここまでのところで出てきた用語は
映像素子・・・眼の網膜に相当するもので、映像を電気信号に変換する
シャッタースピード・・・一瞬を切り取る時間
絞り・・・眼の瞳に相当する。光の量を調節する。
感度・・・映像素子で得られた電気信号の増幅の量

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ちょっと高度な使い方

ただ撮るだけであれば、感度・シャッタースピード・絞りは
カメラに任せるフルオートモードで撮影すれば、
ほぼ失敗のない写真が撮れます。
ちょっといい写真を撮ろうと思ったら、
絞りをいじって、写真のイメージを変えることをしてください
絞りを変えるとピントが合う範囲が変わります。
このことを利用して、バックがぼけて人物が浮かびあがっている
プロのような写真が撮れます。
 
近くから遠くまでピントが合っている風景写真も撮れます。
 
シャッタースピードをいじって、
早く動くものを止めて写したり
逆にブラして写したりすることもできます。
 
絞りとシャッタースピードはお互いに関連しています。
絞りを開けると、シャッタースピードは速くしなければなりません。
逆に絞りを閉じるとシャッタースピードは遅くしなければなりません。
なので、 明るさと関係で、思うような設定ができないときは、
感度を調節してください。

  

色の調整

光には、いろいろな光があります。
太陽の光でも、朝夕の赤っぽい光と昼間の光では、色が違います。
人工の光である電球の光は赤っぽく、LEDや蛍光灯の光でも
太陽の光とは色が違います。
人間の目では、有る程度なれてしまって、あまり気にならないかもしれませんが、
カメラは機械ですから、その色の違いを忠実に記録してしまいます。
その結果、赤っぽい写真や青っぽい写真になってしまいます。
 
これを補正するのが、ホワイトバランスです。
 
ホワイトバランスは、白いものを白く写すための補正です。
何も設定変更しなければオートにセットされています。
オートでは、太陽光で撮る屋外での撮影時では、大体OKですが、
状況に応じて設定を変更して、
撮影後液晶モニターで確認したほうが きれいな写真が撮れます。
この設定もいじらずに撮って、
後で、パソコンで修正することもできますので
良くわからなければ、あまり神経質にならずに撮ったほうがいいかもしれません。
チャンスはその一瞬だけかもしれませんので、
とりあえずは撮ってしまうというのも有りだと思います。
写っていれば有る程度修正できますが、写っていなければ何もできませんので・・・

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