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年賀状と喪中はがきの出し方

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年賀状のシーズン

 
年賀状は、元日に届くのが理想的です。
元日の朝に、わくわくしながら
郵便受けを覗き、
来ている年賀状を家族の名前ごとに分ける。
そんなことも、お正月の風物詩です。
元日に届くようにするには、
例年12月20日頃までに投函すればいいようです。
 
 

喪中とは?

 
何末になると、なんだか殺風景なイメージの印刷された
はがきが届くことがあると思います。
中を見ると
「xxにxxがなくなりました~
 喪中なので年末のあいさつは~」と書かれていると思います。
今年親族が亡くなった方からのハガキです。
 
喪中ってなんでしょうか?
親族がなくなったということはわかりますが、
いつからいつまでが喪中?
どのくらいの関係の親族がなくなった時に喪中になるの?
 
調べてみました。
 
喪中は近親者がなくなった時に
一定の期間故人の死を悼み喪に服すことを言います。
神道から来ています。
死は穢れの一種と考えられ、その穢れが他人に影響しないように
一定の期間他人との接触を避けていました。
それを「喪に服す」と言っていて、
その風習の一部が現在に残っています。
 
喪中のあいだは、神社の鳥居をくぐってはいけないとか
お正月のお祝いや飾り付けを慎むとか
結構制限があります。
 
喪中になる範囲は、故人から見て両親、配偶者、子供
兄弟姉妹、祖父母、孫ぐらいまでです。
 
最近では核家族化も進み、故人と同居していたかどうかも
基準の一部になるようです。
昔は、家全体で「喪中」としていましたが、
特に同居していなかった場合は、
見解が分かれることがあります。
 
配偶者の祖父母の場合、
義理でも孫ですので「喪中」という方と
自分の祖父母ではないので、「喪中」にしない方が、
います。
 
たとえば、奥様のお母様のお母様がなくなった場合、
この場合は奥様のおばあ様で、自分から見て
義理の祖父母に当たりますが、
地理的にも遠く、日ごろの付き合いもない場合、
「喪中」と言われてもピンとこないことがあると思います。
家全体でみれば、祖父母がなくなったわけですから
「喪中」です。
このケースの場合
奥様だけが「喪中」とすることもあるようです。
 
付き合いの度合いによっても変わってきますし、
住んでいる地方によっても変わってくるようです。
 
 

喪中の期間は?

 
「喪中」は一般的には、亡くなってから
一年間とされています。
地方によっては13か月というところも
あるようです。
その中でも四十九日の法要までは
より厳格に「喪に服す」期間と言われています。
 
 

喪中になったら

 
残念ながら、「喪中」になってしまったら、
「喪に服す」ということで、
穢れを広げないという意味で、
神社へのお参りを控え、
鳥居をくぐることを避けます。
ということは、初もうでも控えるということになりますね。
 
おめでたいことを控えるということで、
お正月の飾り付けや、
おせち料理なども控えて、
年賀状も出さないことになります。
その代わりに
年末までに「喪中」のハガキを出して、
新年のあいさつをしない無礼を
お許し願うことになります。
 
昔は、「喪中」になると
決まっていた結婚式も延期したり
遺族全員一年間他人に合わないなんてこともあったようです。
でも現在ではそんなことをしてたら
社会生活ができなくなってしまいます。
せめて、「喪中」はがきだけはやっておこう。
そんな感じだと思います。
 
っとここまでルールーを書いてきましたが、
めでたいことを避けてといいつつ
お正月の直前のクリスマスをやってしまうのは
一般的ですよね。
 
 

喪中はがきをもらったら

 
「喪中」はがきをもらったらどうするか?
今までの話は、「喪中」はがきを出す立場での話でしたが、
もらった場合はどう対処したらいいのでしょうか
 
良く言われているのが、
「喪中」はがきが来たら、その人には「年賀状」を出さない。
という対応です。
 
ただ、この対応が最近は一般的になっていますが、
本来は「喪中」はがきは、「年賀欠礼の挨拶状」ですので、
自分が、「喪中なので、年賀状を出しませんけど
良いお年をお迎えくださいね」という意味です。
なので、「喪中」はがきを送ってきた人に対し
「年賀状」を送っても問題はありませんし、
喪中の人も、年賀状を受け取っても何にも問題はありません。
 
身内を亡くし、悲しみに暮れ喪に服している人に対し、
「おめでとう」の文字が躍る年賀状を出すのは気が引ける
という思いやりから、年賀状を出すのを控えるように
なったのではないでしょうか。
 
一番良いのは、「年賀状」を控え、
「喪中見舞」「年始挨拶状」「寒中見舞い」などを
出しておくのが良いと思います。

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