お正月の楽しみ
お正月は、いろいろと楽しいことがあります。
家族そろっての食事
大人なら、お酒。
おいしいおせち料理で
朝から堂々と飲める日です。
子供なら
家族そろってテレビを見たりゲームをしたりと
いろいろなで遊びで楽しむ。
また、なんといってもお年玉。
これが一番楽しいかな!!
楽しみはいろいろとありますが、
お正月らしい
お正月と言ったら思いつく伝統的な遊び
凧揚げ、羽子板
福笑い などなど
これらについて、遊びに込められた意味と
由来について調べてみました。
室内遊びの代表・福笑い
福笑いは、その名称から
なんとなくめでたい遊びという気は感じます。
福笑いは顔の輪郭だけの神の上に
目隠しした状態で
顔の各パーツをはめ込んでいき
顔を完成させていく遊びです。
目隠しした状態でやるので、
顔のパーツが正しい位置に並べられず
その乱れ具合を楽しみます。
福笑いの起源はあまりはっきりしていませんが、
江戸時代後期ごろから遊びはじめられたようで、
明治時代になり、お正月の遊びとして
定着したようです。
「笑う門には福来る」ということで、
お正月から、笑いで新年の福を祈願すると
いう意味があります。
ちょっと知的な百人一首
もともとは、100人の歌人の和歌を
選んで作った和歌集です。
下の句だけを書いたカードをかるたのように並べ
上の句だけのカードを読み手が読み上げて
それに続く下の句カードを取ることを競う
遊びです。
歌をどれだけ覚えているかが
勝敗を決めます。
百人一首がお正月の遊びになった意味は
とくにはないようです。
みんなが集まった時によく遊ばれていたので、
みんなが集まるお正月にもよく遊ばれていたようです。
江戸時代後期には、百人一首の大会も開かれて
いたようです。
今では、日本一を決める全国大会も開かれています。
テレビのニュースで、目にも止まらない速さで、
カードを飛ばすようにとっているところが
放送されているのを見たことがあると思います。
人生ゲームなどの双六
サイコロを振って、出た目の数だけ
双六盤のマス目を進める遊びです。
人生ゲームと言ったほうがなじみがあると思います。
そのルーツは、
極楽浄土への道筋を示した
「浄土双六」です。
その後の東海道53次を表した
「道中双六」も普及しました。
どんどん出世していく「出世双六」が
大ヒットしてお正月の定番の遊びになり、
現在の人生ゲームにつながっています。
外遊びの定番凧揚げ
凧揚げのルーツは、中国の戦の道具です。
日本では、貴族の遊びと楽しまれました。
江戸時代には、男の子の生誕を祝うために
凧揚げをしたようです。
また、
「立春の季に空に向くは養生の一つ」と言われ
お正月に凧揚げをして、空に向くことで
一年間を元気に過ごせるようにとの祈願をします。
凧揚げを外遊びの定番と書きましたが、
最近は張り巡らされた電線や
凧揚げができる広い場所があまりなく
凧揚げも思うようにできないようです。
羽根突き
凧揚げとともに有名な羽根突き
羽根突きは、羽子板という木でできたラケットで、
羽を突く遊びです。
イメージ的にはバドミントンです。
1年の厄をはね飛ばし、子供の健やかな成長を
祈願します。
羽根突きに使われる羽は、
クロムジの実で「無患子」と書き、
「子供が患うこと無」と読み
子供の健康を願います。
また、失敗した人の顔を
墨で黒く塗るのも有名です。
これも魔よけのまじないになっています。
ということは、失敗したほうがいいのかも・・・
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