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レンズの無いカメラ

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レンズの無いカメラ

レンズがない画期的なカメラができた。今までの常識を覆すカメラです。
デジタルカメラと言えば、レンズがついていてそこから入った光を
映像素子で記録する物ですが、そのレンズがないカメラを日立が開発したと発表がありました。
 
しかも、動画撮影した後で、ピントの調整ができるという事です。
これは、今までのレンズで光を集めるのとは、根本的に違う原理を使っているようです。
 
レンズがないので、デザインや大きさに制約がなく
いろいろなものにカメラを組み込むことができ、
撮影後にピントの位置の選択まで出来る優れ物のようです。

  

その仕組みは?

私も専門的なことはよくわかりませんが、発表された情報によると、
原理は次のようになっているようです。
今回の技術では、レンズの代わりに同心円パターンを
印刷したフイルムを使用し、この同心円パターンを重ね合わせることで
生じるモアレ縞の原理を利用したものだそうです。
この同心円パターンを画像センサーの前に置き
画像処理内で同じ同心円パターンを重ね合わせて
モアレ縞を利用して、フーリエ変換画像処理で撮影画像が
得られる技術だそうです。
 
難しい原理は置いておいて、特徴として、平面情報とともに奥行き情報も記録でき、
後からピントを合わせたい対象物を選択できるということがあります。

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その魅力

また、レンズが不要なため、形状やデザインなどに制約がなくなり、
重さも軽くできます。

画像処理技術も向上され、計算量も今までの1/300に
圧縮できたそうです。
これにより、普通のノートパソコンのスペックでも
動画撮影ができるそうです。
 
この技術により、今までカメラを付けられなかったところにも
カメラを付けられるようになるようです。
それはそれで、今考えもつかないようなところに
カメラが付くようになって便利になるかもしれませんが、
 
でも写真好きなものにとっては、
そんなことより、後からピントを調節できることが
とても魅力的です。
 
写真の撮り方が変わってしまうかもしれません。
カメラの長い歴史において、フイルムがデジタルになってなくなり、
今度はレンズが無くなるなんて!!
 
レンズが無くなるなんてことは、想像もしませんでしたが、
まさか、無くなるとは!!
今までのレンズは人間の目と同じ原理でしたが、
今度の技術は人間の眼とは全然違う原理です。
そのうち念じれば写る念写カメラができたりして・・・
そういえば、 先日ある研究所の研究員の方とお話しした際に、
本当に念写を研究していると話されていました。
技術の進歩ってすごいですね。

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