朝日や夕日の撮り方
朝日や夕日はとてもきれいですね。
海から昇る朝日。
海に沈む夕日
それぞれ感動的でさえあります。
日本人は特に太陽信仰がありますので、
朝日や夕日には特段の思いれがあるようです。
そんな朝日や夕日の、感動的なシーンを
きれいに写真に撮るにはどうしたらよいのでしょうか?
オートでそのまま撮ると
太陽以外が真っ暗な写真になってしまったり
逆にきれいな太陽が白く飛んでしまったり
なかなかうまくいきません。
まずはカメラの設定
モードの選択は、
全自動、プログラムオート、
シャッター優先モード、絞り優先モード、
マニュアルモードがありますが、
今回の設定は、絞り優先モードにセットしましょう。
「AV」などと表示されていると思います。
[AV]モードで、絞りは少し絞り気味にして
F6.3-F11ぐらいにセットします。
オートで撮ると画面のどの位置で太陽を
とらえるのかにより露出が大きく変わってきます。
太陽を画面の中心にすると
まわりの景色は暗くなってしまいます。
逆に太陽を中心から外すと今度は
明かるすぎる写真になります。
明暗の差が大きいシーンなので露出の決定が
難しくなりますが、全体的には、明るすぎるより暗めの方が
きれいな朝日や夕日になりますので、露出はマイナス気味でいいと思います。
デジタルなので実際に撮って確認しながら露出の補正を行ってください。
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ISO感度
ISO感度って何?
フイルムカメラを使っていた人にとっては
普通のことかもしれませんが、
デジタルからの人は分からない人もいるでしょう。
ISO感度とは、カメラの明るさに対する感度のことです。
感度を上げるということは、ヴォリュームを上げるように
カメラの内部で電気信号を増幅します。
電気信号を増幅するということは、
ノイズも一緒に増幅されます。
ということで、感度を上げると画質は下がります。
実際には、ざらついたりちかちかしたりした
写真になりがちです。
なので、あまり感度を上げずに撮ったほうが
きれいな写真になります。
ISO200からISO400ぐらいで撮影すると
きれいな写真になります。
ただ、感度を上げずに撮影すると
どうしてもシャッタースピードが遅くなりがちです。
そうすると、今度は、ブレの心配が出てきます。
そこで、三脚の使用がお勧めです。
ホワイトバランスのセット
ホワイトバランスは、別名色温度の設定ともいいます。
これは、光の色の設定です。
ホワイトバランスをオートのまま撮影すると
その光の色で、本来の色に仕上げるように
カメラが努力してしまうので、せっかくのオレンジ色の光を
打ち消そうとしてしまいます。
朝日や夕日の撮影では、オレンジ味を出したいので、
あえて、6000Kぐらいにセットして撮影すると
きれいなオレンジ色になります。
小道具
先ほど三脚の使用をお勧めしましたが、
三脚の効果をより確かなものにするべく
レリーズの使用をお勧めします。
レリーズとは、シャッターを押す外つけのケーブルです。
普通にシャッターを切ると、シャッターを押したときに
カメラを一緒に押してしまい、ぶれてしまうことがあります。
レリーズを使うと、シャッターボタンを直接押しませんので、
ぶれることが無くなります。
レリーズが無ければ、セルフタイマーで代用することも可能です。
色設定
色の設定ができる機種の場合
マゼンタを少し強調すると幻想的なシーンになります。
この辺はそのシーンとの兼ね合いになるので、撮影しつつ確認して設定を変えて、
自分の好みの設定を見つけてください。
最後に
朝日は、ご来光と言って縁起が良いものです。
朝日の写真も縁起が良いものと言われています。
ぜひきれいな日の出の写真を撮って、飾ってください。
きっと運も開けてくると思います。
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