紫陽花の撮り方
梅雨時と言えば紫陽花が思いつきます。
紫陽花は雨の日が続く時期の楽しみの一つだと思います。
ちなみに紫陽花の花びらっぽく見えるところは
実は花びらではなく“がく”だったんです。
まあ、きれいなので、どちらでもいいですが・・・
せっかくきれいなので、
そのきれいなイメージのまま写真に
撮りましょう。
撮影日和の天候
普通の風景撮影などでは、晴れている日などが
撮影日和に感じますが、
紫陽花の場合は、曇りの日や
場合によっては小雨の日が撮影日和になります。
曇った日は、太陽の光も強くなく柔らかい光になり、
強い影ができずに優しい感じに撮れます。
ちなみにポートレートなども薄曇りの日のほうが
よく撮れます。
紫陽花の場合は、晴れた日の直射日光を浴びますと
強い影が出たり、しおれた感じになったりして
紫陽花らしくなりません。
むしろ雨が降っていて、水滴が花びらに落ちているような
ときのほうがみずみずしく、きれいに撮れます。
晴れの日だったら
やっとのことでとった休みの日
紫陽花を撮るために撮った休みの日が晴れだったら・・・
写真を撮りに行く日が晴れだったら、普通は喜びますが、
紫陽花の撮影日は、あまり良い撮影日ではないと思いますが、
晴れは晴れなりに、うまく撮る工夫をしてみましょう。
いっそのこと、紫陽花の花びら(ガク)の影を狙ってみる
日が強いということは、影も強く出ます。
そのまま撮ってしまうと、影が汚く見えてしまいますが、
逆転の発想で、その影を撮ってみるのも面白いと思います。
青空を入れて撮る。
晴れた日であれば、バックに青空を入れて撮ってみるのも
いいと思います。
その場合は、逆光になるので、+補正をするか
レフ版やストロボなどで補助光を入れて撮るとよいでしょう。
木漏れ日などのスポット光を狙う
日陰の暗い中に、スポットライトに照らされたように
木漏れ日が当たっているところを探して撮ります。
紫陽花が浮かび上がって幻想的になります。
太陽を入れて撮る
せっかく晴れて太陽が出ているので、
その太陽を入れて撮るのもいいと思います。
この場合は、白トビしないように、シャドウがつぶれないように
露出に気を付けてください。
デジタルカメラなら、撮影しながら画像を確認しながら
最適値を見つけてください。
構図は?
3分割構図が基本です。
真ん中にどんと紫陽花を置くのではなく、
左右どちらかに寄せて紫陽花を入れます。
メインの花を左右どちらかに寄せてピントを合わせます。
その対角線上に別の花が入るようにして、
こちらの花は、アウトフォーカスにします。
その際に花と花が離れないように配置します。
マクロレンズの活用
マクロレンズを使って
紫陽花の個々の花びらをアップで撮るのも
きれいだと思います。
35mm換算で90mm程度の望遠系のレンズが
おすすめです。
三脚の使用
マクロレンズでの撮影などでは、
三脚の使用がセオリーですが、
紫陽花の撮影の場合は、観光客が多く
他の人の邪魔になったり、
場所によっては三脚の使用が禁止されています。
そのようなときに、無理に三脚を使うと
トラブルのもとになります。
三脚を使わずに、カメラをしっかりホールドし、
早いシャッタースピードで撮影して、ブレを防ぎましょう。
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