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熱中症の防止と対策

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熱中症

最近暑くなってきて、テレビ新聞等で注意喚起の
メッセージが流れています。
タレントの所ジョージさんが熱中症予防の経口補水液のCMを
していますが、彼は2回も熱中症で倒れていますね。
2回もって多くない?
懲りないたちなのかな?
それとも学習しないたちなのかな?

暑い中で、自分はまだまだ大丈夫と思っているうちに
熱中症で、判断力が鈍り、体お自由が利かなくなり
倒れてしまうこともあるようです。
特にこの時期に外で作業をする方は要注意です。
また、自宅の部屋の中で熱中症になる高齢者が
意外と多いようです。
そこで、熱中症についてまとめてみました。  

熱中症とは?

熱中症は、暑さによる体の障害の総称です。
昔よく言われていた、日射病や熱射病も重傷の熱中症です。

暑さにより、視床下部の体温コントロール機能が追い付かず、
汗が止まってしまい、体温が上昇しそのままでは死に至る
きわめて緊急性の高い状態です。

原因は?

人間は、熱くなると皮膚から汗をだしその放射冷却により体温を下げますが、
外気が体温以上のときや、湿度が非常に高いと放熱がうまくできなく
なってしまい、熱中症になります。

体温調節機能の未熟な幼児や高齢者、
肥満や、糖尿病、酒を飲んでいる方などが
熱中症になりやすいようです。

また、健康な方でも灼熱の環境での運動や作業を
行うと熱中症になりやすくなります。  

症状は?

熱中症は軽度の熱痙攣
中度の熱疲労
重度の熱射病の3段階があります。

頭痛や疲労感、こむら返り、吐き気などが現れます。
そのまま放置し、体温が40℃を超えると
意識がなくなり、生命の危機になります。  

応急処置

休む
体が冷えやすいように衣服を緩め安静にします。

冷やす
涼しい場所、風通しの良い木陰、冷房の効いた部屋などで
休みます。
氷などを脇の下、首回りを冷やします。
いきなり水風呂などに入れてはいけません。

水分補給
意識がはっきりしていれば、スポーツドリンクなどの口径補水液などで、
  水分補給をします。
意識障害や、吐き気などがある場合は、救急車を呼び
至急医療機関に搬送してください。  

水分補給が熱中症を悪化させる?

熱中症を警戒して、水分をこまめに取っていたのに
熱中症になってしまった。

熱中症っぽかったので、水をたくさん取ったら
かえって悪化してしまった。

そんなことがあります。

それは
高温多湿のところで長時間の作業やスポーツを行い
多量の汗をかくと、水分とともに塩分やミネラルなども
奪われてしまいます。
そんな状況のときに、水分だけを補給すると
体が塩分不足になってしまいます。
そうすると、熱中症の発症や悪化になります。  

熱中症のときの水分補給の仕方

熱中症が疑われるときは、水分とともに塩分も一緒に補給します。
自分で作る場合は、水1Lに対して食塩1g程度を加えます。
さらに砂糖を少し加えると、水分や塩分の吸収が良くなります。
手早く補給できるスポーツドリンクや経口補水液などがおすすめです。

水分と言っても、カフェインを含むコーヒーやお茶などは、
利尿作用が強くなるので、ダメです。

溶鉱炉などで働く人のところには、水とともに
塩が置かれていますが、
これもそういう意味があったのです。

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