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たけのこの種類

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春の食材としてたけのこがあります。
たけのこは、その名前のとうり竹の芽の部分です。
竹にはいくつかの種類がありますが、
すべての竹の芽をたけのこと呼びます。
 
竹は、イネ科の植物で温暖な地域の多く生えています。
種類としては70種類ほどあります。
ですが、食用にするのは孟宗竹など数種類だけです。
 
たけのこは春の味覚を代表する食材です。
 
 

名前の由来は?

 
たけのこは漢字で書くと筍です。
草冠に旬です。
一旬は10日ぐらいです。
つまり10日ぐらいで「竹」になってしまうほど
成長が早いところから筍になったようです。
食べられるのもほんの一瞬だけ、土から芽が
出るか出ないかというときだけです。
 
 

たけのこの成長

 
竹の地下茎は、節ごとに根と芽があります。
主に3~4年目ごろの芽が春先に伸び始めます。
芽の伸びる速さは次第に増して、地表に顔を出す頃には
1日に数センチ程度ですが、10日目ごろになると
1日に数十センチから1メートルぐらいになります。
昼夜を通して伸びるのが早いので、「筍」という漢字は
10日を意味することもあります。
ただ、その恐ろしく早い成長も2~3か月程度で止まります。
その後は、若竹となり皮を落とし、硬化が進み成竹となります。
 
地表に顔を出した後、成長が止まってしまい枯れてしまうこと
も多く、約7割がそのような現象になります。
なので、たけのこは過度に採取しなければ、竹林の成長に
影響することはありません。
安心して食べても大丈夫です。
 

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たけのこの種類

 
孟宗竹(もうそうちく)
中国江南地方の原産
一般的に筍と言えばこれの事です。
大きく厚みがある。
実は白くて柔らかい。
甘みがある上品な味わい。
地面にわらを引き、柔らかい土を盛って柔らかいたけのこを作る
京都さんの物が有名です。
 
淡竹(はちく)
孟宗竹より細い。
淡い緑色で美しい竹です。
この竹のたけのこはあまり出回っていません。
 
真竹(またけ)
細いたけのこになります。
川に産毛がなく、黒い斑点があります。
味はしっかりとしていて、苦みも強い感じです。
 
根曲りたけ
北日本が主な産地です。
小さく細い竹で、たけのこも小さく、山菜の様です。
 
寒山竹(かんざんちく)
西日本に多い竹です。
 
 

たけのこの産地は?

 
たけのこは、全国で取れますが、生産量では
どこが多いのでしょうか
 
福岡県が、1位です
福岡県は、全体の3割を超えます。
ついで、鹿児島県が2位で、約3割弱です。
3地が熊本県で、1割弱です。
九州の3県で、7割に達してしまいます。
 
九州は筍王国ですね。
北九州の「合馬たけのこ」が有名です。
 
その他のところでは、京都、石川、静岡などがあります。
 
 

たけのこの旬

 
収穫時期は、地方によって大きく差があります。
九州など早いところでは11月頃から収穫されます。
 
京都などでは2月ごろから始まります。
 
孟宗竹が最もおいしいのは、3月4月ごろです。
淡竹や真竹などはもう少し遅く根曲り竹はさらに後になります。

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